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自宅に神棚がある場合は神棚封じをします。
死の忌みを嫌う神道では神棚に白い紙を貼って封印することを「神棚封じ」といいます。
この白い紙は忌明けまで貼っておき、忌明けとともに取り除きます。この間、神棚は閉ざされていますので普段のお祭りは中断します。
仏教では神道のように死者を汚れたものと見なすことはないのですが、仏壇の扉を閉め、仏壇を閉ざす所もあります。
他の宗派とは異なり、浄土真宗や日蓮正宗では仏壇の扉を閉めることはないようです。
江戸時代後期の国学者、平田篤胤(1843没)は「家の中がけがれるときは、神棚もけがれるのはやむをえないことです。私の家では父母の喪であれば50日、祖父母の喪であれば30日の間、神拝をやめます。忌明けには身を清めて、そのあと礼拝します」と記しています。
神棚封じはこの平田篤胤の言葉がそのいわれのようです。